予防接種を受けましょう

なぜ予防接種が必要ですか?

予防接種によって予防すべき病気は3つのグループに分けられます。
  • 第1は多くの人が死亡あるいは重い後遺症を残す危険性のある病気、たとえばポリオ、日本脳炎、破傷風など。
  • 第2は感染率が高く、重症になりやすく、今日の医療でもまれに死亡する病気、たとえば百日咳、結核、麻疹(はしか)、インフルエンザなど。
  • 第3はまれに重い合併症をひきおこすことがある病気、たとえば風疹(三日ばしか)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、水痘(水ぼうそう)、B型肝炎など。

これらの病気からこども・自分をまもるため、また他へ広めないために予防接種が必要です。

 

どんな種類の予防接種がありますか?

我が国では法律で定められた予防接種(定期予防接種)と、それとは別に病気の重篤さやその合併症の予防のために必要と認められている予防接種(任意予防接種)があります。

定期予防接種

(A類疾病)
  • BCG
  • 百日咳、ジフテリア、破傷風、ポリオ(4種混合ワクチン)
  • ジフテリア、破傷風(2種混合ワクチン)
  • 不活化ポリオワクチン
  • 麻しん、風しん混合ワクチン
  • 日本脳炎ワクチン
  • ヒブワクチン
  • 小児用肺炎球菌ワクチン
  • 子宮頸がんワクチン
  • 水痘ワクチン
  • B型肝炎ワクチン
(B類疾病)
  • インフルエンザワクチン(65才以上)
  • 肺炎球菌ワクチン(高齢者)

任意予防接種

  • おたふくかぜワクチン
  • A型肝炎ワクチン
  • ロタウイルスワクチン

 

どこで予防接種を受けられますか?

定期の予防接種は全て市内の指定医療機関(別表参照)で受けられます。又、A類疾病については平成26年4月から、かかりつけ医で受けることができるようになりました。詳しくは、碧南市又は愛知県医師会のホームページでご確認下さい。

 

受けてはいけない時がありますか?

予防接種を受けることのできない人
  • 明らかに熱のある人(37.5度以上の場合)
  • けいれん発作を3ヶ月以内に起こしたことのある人
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
  • その日に受ける予防接種によって、または予防接種に含まれる成分で、アナフィラキシー(接種後30分以内に起こるひどいアレルギー反応)を起こしたことのある人
  • その他、医師が不適当な状態と判断した場合
  • 麻しん・風しん・おたふくかぜ・水ぼうそう・手足口病・帯状疱疹・ヘルパンギーナ・インフルエンザ・リンゴ病・突発性発疹などにかかり治ってから一定の間隔があいていない人

 

予防接種を受ける時に注意が必要な人(下記にあてはまる場合、主治医・接種医とご相談の上接種をして下さい)
  • けいれん発作後、4ヶ月~1年以内の人
  • けいれん後1年を経過し治療管理を受けている人
  • 心臓・腎臓・肝臓病や血液の病気などで治療を受けている人
  • 発育が悪く、継続して指導を受けている人
  • 未熟児で生まれ発育の悪い人
  • カゼなどのひきはじめと思われる人
  • 前に予防接種で2日以内に発熱・発しん・じんましんなどのアレルギー症状がみられた人
  • 薬で皮膚に発しんができたり、からだに異常をきたしたことのある人
  • 免疫状態を検査し異常と指摘された人
  • ワクチン成分でアレルギーがあるといわれた人
  • 家族・遊び仲間・クラスメートに、麻しん・風しん・おたふくかぜ・水ぼうそう・手足口病・帯状疱疹・ヘルパンギーナ・インフルエンザ・リンゴ病・突発性発疹などにかかった人に接触した場合

 

高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種のすすめ

平成26年10月から定期予防接種になりました。

肺炎の原因となる細菌には様々なものがありますが、高齢者の肺炎の原因で最も多く、重症化しやすいものが肺炎球菌です。感染予防のための日常の手洗い、うがいに加えて予防接種を受けることで肺炎になる危険を減らすことが可能です。

肺炎球菌には多くの種類がありますが、使用する23価肺炎球菌ワクチンは肺炎の遠因となりやすい23種類について感染を予防する効果があります。予防接種の効果は個人差がありますが、健康な成人であれば通常5年は有効と考えられます。

対象は以下の方です。

  • 65歳の人(平成30年度までには年齢により段階的に実施)
  • 60歳以上65歳未満で、一定の障害のある人

 

インフルエンザ予防接種のすすめ

予防接種の効果は約5ヶ月間有効です。原則2回の接種が必要ですが、1回でも効果があるとされています。

満65才以上の方は公費負担があります。碧南市にお住まいの方は季節型インフルエンザの予防接種を1,000円の自己負担で接種することができます。お知らせのハガキをもって、かかりつけの病医院をお訪ね下さい。

 

風しんの予防接種のすすめ

1979年4月2日〜1987年10月までに生まれた方で、風しんの予防接種を受けていない方は主治医又は最寄りの医院の先生と相談の上、予防接種を受けましょう。

風しんは妊娠中の女性がかかると白内障、先天性難聴などの障害をもった赤ちゃんが生まれる可能性が高くなると言われています。

 

 

平成30年度 定期予防接種事業実施に係る指定医療機関(順不同)

calendar_month[2016/1/25]

指定医療機関

医療機関名称 所在地 (1)麻しん風しん(MR)
第1期・第2期
(2)麻しん (3)風しん (4)不活化ポリオ (5)4種混合 (6)日本脳炎
第1期・第2期
(7)2種混合 (DT) 第2期 (8)BCG (9)小児の肺炎球菌感染症 (10)ヒブワクチン (11)子宮頸がん予防ワクチン
1:サーバリックス
2:ガーダシル
(12)水痘ワクチン (13)B型肝炎 (14)高齢者
肺炎球菌感染症予防接種
(15)高齢者
インフルエンザ予防接種
あおい皮フ科クリニック 白砂町   1/2
エンゼルこどもクリニック 沢渡町 1/2    
岡村産科婦人科 沢渡町 1/2  
長田医院 源氏町                     1/2    
加藤病院 松本町                 1/2    
上平医院 野田町                 1    
小林記念病院 新川町                          
小林クリニック 立山町   1/2
小町こどもクリニック 三宅町 1    
さかべ医院 志貴町   1/2
作塚杉浦クリニック 作塚町                 2    
新川中央病院 松江町           1/2
SSC 杉浦医院 音羽町               1    
SDC 鈴木糖尿病内科 東山町                          
永井小児クリニック 栄町 1/2    
にしばたクリニック 札木町                        
原田医院 湖西町                      
平岩医院 中山町                 1/2    
碧南クリニック 植出町                          
碧南整形外科 緑町                          
堀尾医院 新川町                          
みどりの森クリニック 向陽町 1/2
もぎ内科クリニック 中山町                      
山中従天医館 東浦町                 1/2    
わしづかクリニック 旭町 1/2
碧南市民病院 平和町 1/2