キレンジャク
撮影:竹内 元一 会員
連雀(レンジャク)と言う鳥は日本に冬やって来る渡り鳥です。ヤドリギの実をよく食べに来て、粘性のある実はほとんどそのまま糞として出て来ます。それを食べたレンジャクが別の木に飛んで行くと、そこでヤドリギがまた根付きます。ですからヤドリギのたくさん付いている木のあるところは冬にレンジャクがよく来ると言う証拠になります。近くでは岡崎公園や吉田公園や御津の辺りにヤドリギの付いた木がたくさんあります。岡崎には連雀通りと言う地名もあるくらいで、昔からよく来ていたようです。歌舞伎役者のように眼の周りに縁取りがあって、面白い鳥です。風切りと尾羽の先が緋色をしたヒレンジャクと黄色いキレンジャクがいますが、キレンジャクは愛知県では稀です。