フジミドリシジミの卵(東近江市)

フジミドリシジミの卵(東近江市)

撮影:竹内 元一 会員

蝶の姿が減ってしまう冬の楽しみの一つに蝶の卵探しがあります。フジミドリシジミは年1回の発生で、卵で越冬します。食草はブナ・イヌブナの新芽です。東海地方ではだいたい標高1000mくらいの場所にしか生えていません。山奥の険しい尾根筋のブナを探して、その下枝の分岐についている直径約0.7mmのこの美しい卵を見つけると一日の疲れが吹き飛びます。左上の成虫(♂)が見られるのは6月末頃です。