ギンヤンマ♀を捕らえたカイツブリ
撮影:竹内 元一 会員
暑い夏の日、カイツブリの営巣する池に撮影に行きました。その日は何匹ものギンヤンマが水面を徘徊していました。ギンヤンマ以外にも小さなイトトンボや蚊のような昆虫もいて、ギンヤンマもそうした小さな昆虫を捕らえて食べています。そんなギンヤンマのペアが交尾飛翔を終えて水面の水草に停まり、♀が散乱を始めました。これは貴重な産卵シーンとピントを合わせて撮影をしていたら、突如水の中からカイツブリが現れて水面に近かった♀の方をガブリと咥えて一飲みにしてしまいました。夢中でシャッターを切っていました。弱肉強食の世界、カイツブリも生きるための行為で致し方のないことですが、願わくば食べられる前に産卵したギンヤンマの子供が次の世代に繋がることを祈って、・・・。