オオムラサキ幼虫

撮影:竹内 元一 会員

日本の国蝶オオムラサキは愛知県でも三河北部に生息しています。エノキの木を食草としており、冬は木の根元に降りて葉の下に潜り幼虫で越冬します。その時は枯れ葉と同じ色をしていますが、春エノキが芽吹く頃になるとまた木の上に登り、葉を食べて育ちます。そうすると緑色に変わります。2回脱皮して蛹となり、6月下旬から7月上旬に羽化します。同じエノキを食草とするゴマダチョウの幼虫もよく似ていますが、背中の突起がオオムラサキは4対ありゴマダラチョウは3対なので区別出来ます。豊田市で冬に採って来た幼虫を育てたものです。